熊に遭遇した際の対処法

近年、人間を怖がらない「新世代クマ」が日本各地で増加しています。熊に遭遇してしまった際には、以下のような行動によって危険を回避しましょう。


・クマに遭遇した場合は、クマの様子を見ながら静かにゆっくりとその場から離れる。突発的に走って逃げたり、大声を出したりしない。

・クマがこちらに近づいてきた場合は、石や倒木の上に登り、大きく腕を振りながら穏やかに声をかける。

・上記の行動をとってもクマが接近をやめない場合、興味本位または捕食目的でこちらに近づいてきている可能性があるため、車内や屋内、木の上などに退避する。 さらに距離が50m以内でクマが明らかに人を意識しながら接近を続け、逃げ場がなく、逃げ切れそうになければ、倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せ、大きな声と音をたてて威嚇する。

・2人以上いるときはまとまって行動し、クマ撃退スプレーを持っていれば噴射の準備をする。その他、鉈や棒など武器になりそうなものを用意する。

・クマが立ち上がったり物陰から出てきた後は、威嚇突進をしてくる可能性があるため、穏やかに声をかけながら、クマとの間に石や木などの障害物を置くようにゆっくり後退する。また、突進に備えてクマ撃退スプレーなどの武器を用意し、実際に突進してきた場合は使用する。

・クマに襲われた時はうつ伏せになって顔と腹部を守り、首の後ろに手を回して保護する。リュックサックやバックパックはプロテクターになるので、背負っておく。転がされても、その勢いで元の姿勢に戻る。


また、クマの威嚇突進に対しては、大きな声をあげながら逆にクマを追いかけることで、クマが逃げ出したケースもあります。
https://karapaia.com/archives/52323775.html


この他、クマの突進に対しては物を投げつけることも有効です。
https://karapaia.com/archives/52133850.html


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人恐れない「新世代クマ」出没 新潟、過去最多ペースに警報

共同通信社 2020/10/03 06:05

 新潟県内でクマの出没が半年で700回を超える過去最多のペースで推移し、9月23日から10月1日までの9日間に、計7人が襲われけがをした。今年は餌になる木の実が不作なことに加え、人を怖がらない「新世代クマ」が近年増えていると専門家は指摘。北海道や東北、北陸といったクマの生息数が多い地域では「分布域が広がっており、すぐ近くにいる動物だと認識すべきだ」と警鐘を鳴らしている。
 県によると、クマを目撃したり、痕跡を発見したりしたのは、4月から9月までに710回を超え過去最多。県は今月1日に初めて「クマ出没警戒警報」を出した。
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参考URL
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E4%BA%BA%E6%81%90%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E6%96%B0%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%82%AF%E3%83%9E-%E5%87%BA%E6%B2%A1-%E6%96%B0%E6%BD%9F-%E9%81%8E%E5%8E%BB%E6%9C%80%E5%A4%9A%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AB%E8%AD%A6%E5%A0%B1/ar-BB19Et8f?ocid=msedgdhp

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